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2024年11月22日() - 2024年11月22日()講座・ワークショップ

講座「19世紀ウィーンの音楽文化とピアノづくり」

講座「19世紀ウィーンの音楽文化とピアノづくり」

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講座

「19世紀ウィーンの音楽文化とピアノづくり」

ピアノ文化のありかたは、音楽様式や演奏形態の多様性だけでなく各時代・場所の市民生活と相互作用の関係にあります。
この講座では19世紀ウィーンにおけるピアノの普及と製作に注目し、関わりの深い音楽や思想、デザイン様式、発展の基盤となった社会について探ります。

 

日 時:2024年11月22日(金) 18:30開始
会 場:楽器博物館内 天空ホール
講 師:筒井 はる香、太田垣 至、平井 千絵(演奏)
楽 器:ピアノ A.ワルター 1795年製作〔複製:太田垣至 2023年〕
    ピアノ 伝C.グラーフ 1830年代頃製作
    ピアノ J.B.シュトライヒャー 1854年製作(展示のみ)
料 金:一般2,000円、学生(24歳以下)500円 ※未就学児のご入場はご遠慮ください

チケット発売:9月1日(日)より楽器博物館受付、アクトシティ地下1階チケットセンター、浜松市文化振興財団オンラインショップにて発売


 

筒井 はる香(つつい はるか)

同志社女子大学音楽学科音楽学専攻卒業。大阪教育大学大学院音楽教育専攻修了。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。ロータリー財団国際奨学生としてウィーン国立音楽大学に留学。
現在、同志社女子大学准教授。著書に『フォルテピアノ 19世紀ウィーンの製作家と音楽家たち』(アルテスパブリッシング)、主な共著に『ピアノを弾く身体』(春秋社)、『音楽を考える人のための基本文献34』(アルテスパブリッシング)、共訳に『シャンドール ピアノ教本――身体・音・表現』(春秋社)がある。

 

太田垣 至(おおたがき いたる)

フォルテピアノヤマモトコレクション、久保田チェンバロ工房、C.クラーク(仏)、A.ツェルニン(墺)、フィンチコックス博物館(英)、E.ブンク(蘭)にてフォルテピアノ製作、修復技術を研鑽。
国立音楽大学楽器学資料館、浜松市楽器博物館、河合楽器歴史資料室の鍵盤楽器の管理を任されている。
国立音楽大学講師。

 

平井 千絵(ひらい ちえ)


ⓒAtsushi Yokota

車のなかった時代のピアノ、フォルテピアノに魅せられ、活動中。
国内外で15枚のアルバムをリリース。ブルージュ国際古楽コンクール3位、IYAP国際室内楽コンクール1位など国内外で入賞多数。欧州各地の音楽祭に出演。
フォンティス大学、オランダ王立音楽院、アムステルダム音楽院等で、後進の指導にあたった。
欧州では14年間現代ピアノに触らず、フォルテピアノのタッチを追究。
桐朋学園大学ピアノ科卒業、オランダ王立音楽院古楽科(修士)首席卒業。
東京藝術大学、国立音楽大学、東海大学非常勤講師。浅間山の麓、長野県佐久市在住。