2019年10月19日(土)レクチャーコンサート
第196回レクチャーコンサート「サラスヴァティー女神の楽器“ヴィーナー”」
第196回レクチャーコンサート「サラスヴァティー女神の楽器“ヴィーナー”」
日 時:2019年10月19日(土) 開場18:00 開演18:30
入場料:一般2,000円、学生1,000円(24歳以下の学生) ※未就学児の入場はご遠慮ください。
会 場:楽器博物館 天空ホール
チケット取り扱い:楽器博物館、アクトシティチケットセンター、浜松市文化振興財団オンラインショップ(http://www.hcf.or.jp/shop/index.html)
※8月19日(月)より発売
※当日券は17:30より発売します。(残席がある場合のみの発売となります)
お問合せ・チケット予約:楽器博物館(TEL.053-451-1128)
学問と七福神のひとり弁財天は琵琶を携えた学問と芸術の女神ですが、弁財天の源流はヒンドゥー教の女神サラスヴァティーです。インドでは、ヴィーナーは神様が演奏する神聖な楽器と考えられており、現在は南インドの古典音楽の演奏に使われています。インドの古典音楽には即興演奏の伝統があり、古くからの伝統を受け継ぎながらも、創造的かつ斬新な演奏が追及されています。このコンサートでは、楽器の演奏技法や特性、またラーガ(旋律)とターラ(リズム)についてもデモンストレーションを交えながらわかりやすく解説します。
プログラム(予定)
アムボールハ(ラーガ:ランジャニ、ターラ:アーディ 8拍子(4+2+2))
デーヴァ・デーヴァ(ラーガ:マーヤーマーラヴァ ガウラ、ターラ:ルーパカ 6拍子(2+4))
ジャナニ・ニンヌヴィナー(ラーガ:リーディ ガウラ、ターラ:ミスラ チャープ 7拍子(3+4))
ティラナ(ラーガ:マンダーリ、ターラ:アーディ)
出演
的場裕子(ヴィーナー)
東京藝術大学楽理科卒。民族音楽学専攻。故小泉文夫教授に師事。1972年タミルナード州立音楽大学留学。ヴィーナーを故Rajalakshmi Narayanan氏及び故Nageswara Rao氏に師事。以後40年以上に渡り、研修を続ける。2005年よりインドでも演奏活動を開始する。日本女子体育大学名誉教授。研究論文「南インド古典音楽で演奏されるラーガの現状について」(音楽之友社)、研究報告「Flexibility in KamaticMusic」などがある。
http://www.matoba.in/
竹原幸一(ムリダンガム&モールシン)
2003年よりインドと日本を往復しながら、継続的にPadma Bhushan T.H.Vikku Vinayakram氏にカルナータカ音楽の理論及び演奏法を師事。また師の監督のもと、兄弟子にあたるN.Ramakrishnan氏よりムリダンガムの演奏法、R.Raman氏よりモールシンの演奏法の指導を受ける。2007年、音楽学校Sri Jaya Ganesh Tala Vadya Vidyalayaのモールシンコースを優秀な成績で卒業。インドと日本で精力的に演奏活動を展開する。